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執筆者の写真Bucho

ジャイアントキリングは偶然の産物ではない。



こんにちは、bucho です。


高校野球が好きな私は、この時期になると、各地の地方大会予選情報をネットでよく検索します。広島の地方大会では、今年のセンバツにも出場していた甲子園常連校である広陵が3回戦で姿を消しましたね。勝利したのは英数学館という失礼ながら甲子園とは無縁の学校。残念ながら、4回戦はコールド負けを喫してしまいましたが、いわゆるジャイアントキリングを達したメンバーにとっては、一生思い出に残る夏になるのではないかと、勝手ながら考えていました 笑



こちらの高校の監督は、広陵と同じく、甲子園常連で全国制覇も成し遂げている強豪校、東海大相模で2年間コーチをしておられたそうです。広陵に勝利したのちのインタビューでこにように答えられていました。


「強豪校が格下にやられたら嫌なことを徹底した」


言葉にすれば短いですが、言うは易し…。体現するのは至難の業。チームの強みを把握した上で、戦略、戦術を考え、選手に伝えた監督。そして、それを試合終了まで遂行した選手の皆さん。どちらもすごいですね。


それともう一つ。こちらの学校には、とある有名ピッチャーが外部コーチに就任しています。それは、元広島カープで、エースとして活躍した北別府氏。現在は、白血病を患い、闘病中ですが、オンラインで指導を続けているとのこと。このような、プロで名を馳せた方の指導…言葉に重みがありますよね。「諦めたら達成できない」と、闘病中にもかかわらず、昨夏、学校を訪れ、エールを送っていたそうです。



勝利という目標に向かって、自分たちがやれることを諦めずにやり続ければ、大きな壁であっても撃破することが可能ということを、私は、高校生に教えてもらいました。もしかしたら、10回試合をしたら9回負けるかもしれないけど、その1回を手繰り寄せた選手の頑張りは、本当にすばらしいと思います。


一方で敗退した広陵の選手も、下を向かずに胸を張ってほしいと思います。確かに、夢半ばで敗れたことは相当悔しいだろうけど、勝負にはどうしても勝者と敗者が生まれます。高校生にして、この、勝負の厳しさを経験できたのは、財産ですよね。また、別の道に向かって頑張ってほしいものです。



こんなドラマがある高校野球も、各地で地方大会が大詰めを迎えています。今年は強豪校が夢舞台を前に姿を消す波乱が相次いでいるようです。それはやはり、負けたら終わりの一発勝負の怖さ…でもそこにドラマがあるので、私は好きです。


今年の夏の甲子園はどうなることやら。楽しみですねー。



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